吃音改善法を誤ると悪化させてしまう

吃音・どもりは治るのか、切実に悩む人は多い

「吃音」という言葉より、「どもる」といったほうが一般的にイメージしやすいかもしれません。「こ、こ、こ、こんにちは」というように最初の言葉を繰り返したり、引き延ばしたり、あるいは言葉が詰まって出なくなるのも吃音・どもりの症状です。

※「どもる」は近年差別用語として扱われていますが、当サイトではわかりやすく「どもる」「どもり」といった言葉を使用していきます。

電話怖い

吃音を扱う専門家は言語聴覚士で、耳鼻科などで吃音だと診断を受けてから言語聴覚士を紹介されて治療を受ける流れが多いです。

吃音・どもりは治るのか?どうやったら改善するのか?

切実な悩み、願いであることと思います。大切なのは、どういう治療法・訓練法を受けるか?ということです。一般に広く知られている吃音どもりの改善・治療法であっても、実際は悪化させてしまうことさえあるからです。

吃音治療に行われている発話訓練のデメリットとは?

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吃音・どもりの治療は、一般的には発話訓練によって行われます。言葉の通り、言葉を発するトレーニングです。何らかのテクニックを使って、言いにくい言葉や音を発せるように訓練していく方法です。

発話訓練のメリットは即効性があることで、数回のトレーニングをするだけでどもらずに話せるようになることさえしばしばです。

しかし、その効果は長続きしません。それが発話訓練の大きなデメリットです。訓練施設でトレーニングをするとどもらずに話せて、「吃音が治った!」という実感を得るのですが、日常生活に戻ると前と同じパターンで吃音が出てしまう。その繰り返しです。

せっかくお金と時間をかけてトレーニングに励んでも、いつもの状況では何も変化がないのであれば、治ったとは言えないわけですね。

むしろ、「これだけトレーニングして、少し良くなったのに戻ってしまうのであれば、自分は一生吃音が治らないんだろう」とマイナス思考に陥ってしまうリスクが伴います。

こうした発話訓練に代表される、「直接法」といわれる吃音どもりの治療法には限界があります。そこで、近年注目されて確かな効果を上げている「間接法」による吃音改善のトレーニングにトライすることをお勧めいたします。

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