夫の吃音が子どもに移ることを心配したSさんのMRM吃音(どもり)改善プログラム体験談

Sさんの夫は軽度の吃音症でした。重度ではなかったので夫婦でのコミュニケーションには支障がなく、会社でもトラブルがあったといった話を聞いたことはなかったので社会生活は無事に行なえているようでした。

そんなSさんが、夫の吃音を気にしだしたのは子どもが生まれてから。子どもは親や周りの「話し方」を聞いて言葉を覚えるので、もし夫の吃音を子どもがマネして同じような話し方になったらどうしようと悩み始めます。

「そんなの夫がかわいそうじゃないか」という意見も出そうですが、そもそもSさんの夫が吃音になったきっかけが、子どもの頃に近所の吃音症の方の話し方をまねしたということだったようです。

「話し方をまねているだけで吃音になってしまう」という心配を抱えたまま、お子さんは成長し言葉を覚え、幼稚園に行くようになります。

夫に吃音を注意してしまったSさん

吃音遺伝

子どもに吃音が移るのでは?と心配するあまり、Sさんは夫に吃音を注意するようになりました。

「ちゃんとした話し方をしてほしい」
「どもりそうになったら、ゆっくり発声すればいい」
「何とかならないの?」
etc…

吃音を注意された夫は少しでも改善したでしょうか?Sさんによると、ますますご主人の吃音どもりはひどくなっていったとのことです。

吃音は話し方とか発声の問題ではなく心が原因ですから、注意されて悪化するのは当然です。「吃音は指摘してはイケナイ」という吃音改善のセオリーと真逆なことをSさんはしてしまったのです。

ご主人の吃音がもっとひどくなったことでSさんのイライラは募るばかり。夫との関係もギスギスしてきました。それをみていたお子さんも緊張した雰囲気を察して不安げな様子です。

ようやく、吃音について調べていたSさんは「吃音を注意するのは逆効果だ」ということを知り、それ以来夫に注意することは辞めました。

しかし、依然として夫の吃音は治りません。子どもに吃音が移るのではという心配は消え去りません。

あらゆる吃音改善法や対策ノウハウを読み漁るSさん

吃音どもり知識

間違った知識ではかえって吃音が悪化すると知ったSさんは、正しい知識を身に着けるべきだと考え、吃音についての書籍を読み漁ったり、ネットでの情報収集に取り掛かります。

「吃音改善法」らしき本を書店で購入しては、かいつまんで夫に実践してもらい克服を試みましたが、一向に良くなりません。

それもそのはずです。書店で買える吃音対策本というのは、ほとんどが「話し方や発声方法について説明した本」ばかりで、吃音の本当の原因にはアプローチできていません。いわゆる直接法といわれるものです。

腹式呼吸法、器具を使った矯正トレーニング、マウスピースを使って口の形や動きをトレーニングするといった方法は、一時的には改善効果が表れたように感じてもすぐに逆戻りします。「吃音を治さなきゃ」と吃音に意識が強く働く結果、悪化してしまうケースさえあります。

ごく一部、メンタルリハーサル法(MR法、間接法)について触れている書籍もありますが、その本でメンタルリハーサル法が実践できるわけではなく、訓練施設に行かないと実践できません。

薬や心理セラピー、催眠療法なども紹介されていますが効果は一時的でお金もかかりますし、何しろ忙しく働いているSさんの夫には時間を取って施設に行くということ自体が高いハードルでした。

ですから、「吃音は市販本では治らない」というのはもっともなことなのです。

「他に吃音を治す方法はないのかな・・・」と半ばあきらめかけた気持ちで情報を探していたところに、偶然『M.R.M 吃音(どもり)改善プログラム』を発見し、購入に至りました。

夫が『M.R.M 吃音(どもり)改善プログラム』を3週間実践したSさんのその後

吃音改善

MRMを夫に実践してもらって3週間、Sさんから様子が知らされました。「かなり効果が出ている」とのことでした。

もともと軽度の吃音症だったことや、吃音を治すように指摘することをSさんがやめたということも関係しているかもしれませんが、夫の吃音どもりがほぼ気にならなくなっていると言っています。

子どもにも自信をもって話しかけ、楽しく遊んでいるようです。

Sさんは、当初MRMへの期待があまり大きくなかったようです。他の吃音改善法が軒並み効果がなかったため、「ダメ元」の思いがありました。

しかし、1か月足らずで確かな効果を実感したことで、「やったことへの後悔よりも、やらなかったことへの後悔はしたくない」と仰っています。確かにその通りだと思います。

SさんのMRM体験談をお聞きして・・・

本人よりも家族が吃音を気にするというパターンもあるのだなと気付かされました。風邪のように吃音が他者に移るということはありませんが、マネをしているうちに吃音の話し方が身についてしまうというのは幼少期ならありうることです。

3週間でほぼ吃音が解消したというのはかなり早いほうですので、Sさんも仰るようにもともと軽度だったからなのではと思われます。重度の方であればMRM開始後1-2か月で手ごたえを感じ始めることが多いです。

しかし、本人も家族も、吃音についての正しい知識・理解を得たのは吃音克服の大きな一歩でした。その意味でSさんの努力は確かに報われました。MRMでも『パラダイムシフト編(PDF)』で吃音の本当の正体を学びます。目から鱗の連続です。

また、忙しい会社員にとっては訓練施設に行ったり予約してカウンセリングに行くということ自体がストレスになりますので、自宅でも通勤の間でも、空いた時間で実践できるのはMRMのメリットだなと感じます。

>>自宅で吃音改善できる「MRM吃音(どもり)改善プログラム」の内容とは?

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